光徳寺(花巻市)概要: 折居山光徳寺は岩手県花巻市南川原町に境内を構えている浄土真宗の寺院です。案内によると「弘安元年(1278)親鸞の直弟子是信坊の教化をうけた信覚が、太田折居に草庵を結んだのが始まりで、寛正2年(1461)根子村に移り、更に天正19年(1591)花巻郡代北松斎により川口町に移されたと言う。現在の本堂は、文政3年(1820)に建立されたものである。」とあります。
本尊である阿弥陀如来立像(彫刻)ともう1躯の阿弥陀如来像(彫刻)、江戸時代に書かれた僧侶の肖像「絹本著色顕如上人真影(絵画)」、「浅野長吉証文(古文書)」が花巻指定文化財に指定されています。
光徳寺本堂は江戸時代後期の文政3年(1820)に造営されたもので、木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行6間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、江戸時代後期の本堂建築の遺構として貴重な存在です。
太子堂は、二重入母屋造、桟瓦葺き、桁行2間、張間2間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、上層部には高欄、花頭窓付。山号:折居山。宗派:浄土真宗。本尊:阿弥陀如来。
光徳寺:上空画像
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