摺沢八幡神社(一関市)概要: 摺沢八幡神社は岩手県一関市大東町摺沢字 八幡前に位置し、摺沢集落の鎮守で集落を見下ろせる高台に鎮座します。摺沢八幡神社の創建は平安時代後期に発生した「前九年の合戦」の際、源頼義が八幡菩薩に戦勝を祈願し、見事勝利を収めた事で神意に感謝し社殿を建立したのが始まりとされています。現在の摺沢八幡神社本殿は江戸時代中期の貞享3年(1686)に建立されたもので、三間社入母屋造、平入、桟瓦葺き、桁行3間、張間2間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り板張り、三方浜縁、高欄、左右当時の神社本殿建築の遺構として貴重な事から平成5年(1993)に岩手県指定有形文化財に指定されています。摺沢八幡神社拝殿は木造平屋建て、入母屋、鉄板葺き、平入、桁行6間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り板張り。
「摺沢八幡神社の鎧」は源義家が前九年合戦で使用し、当社に奉納したものと伝えられるもので、平安時代頃作、鉄製、高さ31cm、底辺19cm、中世の鐙の遺構として貴重な事から平成3年(1990)に一関市指定文化財に指定されています。「蕨手刀」は平安時代初期に制作されたと推定されるもので、全長58.5cm、幅3.8cm、昭和62年(1987)に一関市指定文化財に指定されています。祭神:誉田別大神。
摺沢八幡神社:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-一関市教育委員会
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