世嬉の一酒造(一関市)概要: 世嬉の一酒造の酒蔵は大正7年(1918)に造られた東北最大の蔵を中心に昭和初期にかけて多くの蔵が建てられました。中には一層目を石造りとし、アーチ状の窓やレリーフ、曲線の方立てなど洋風建築の要素を入れ込んだものもあり、バラェティーに富んでいます。
一時映画館などに利用されていましたが現在は資料館やレストランなどに利用されています。
旧仕込蔵・酒母室は大正7年に建てられた建物で、土蔵造及び木造2階建、瓦葺及び鉄板葺、切妻、桁行27m、梁間16m、外壁は白漆喰仕上げ、建築面積483u。
旧売場倉庫は大正7年に建てられた建物で、土蔵平屋建、瓦葺、切妻、桁行25m、梁間8m、外壁は白漆喰仕上げ、建築面積201u。旧槽場・売場倉庫は大正7年に建てられた建物で、石造平屋建、鉄板葺、切妻、建築面積263u。
旧原料米置場・精米所は大正7年に建てられた建物で、石造平屋建、瓦葺、切妻、建築面積178u。旧びん詰貯蔵庫・麹室は大正7年に建てられた建物で、煉瓦造平屋建、スレート葺、建築面積138u。
旧店舗・事務所は大正7年に建てられた建物で、土蔵造2階建、瓦葺、建築面積114u。旧作業場・釜場は大正7年に建てられた建物で、木造平屋建、スレート葺、建築面積295u。
上記の7棟が「造形の規範となっているもの」との登録基準を満たしている事から平成11年(1999)に国登録有形文化財に登録されています。
酒の民俗文化博物館:上空画像
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