一関市: 願成寺

  岩手県:歴史・観光・見所(ホーム)一関市:歴史・観光・見所>願成寺

概要・歴史・観光・見所

願成寺(一関市)概要: 白馬山願成寺は岩手県一関市釣山に境内を構えている曹洞宗の寺院です。願成寺の創建は至徳二年(1385)の事で正法寺の高僧 梅栄元香大和尚(月泉大和尚の高弟)によって開山されました。

江戸時代に入ると仙台藩主伊達家から庇護を受け寺領10石が安堵され、正法寺表五ヶ院筆頭職、曹洞宗大本山総持寺輪番地として寺運が隆盛しました。

永禄10年(1567)、寛延3年(1750)、明和8年(1771)と大きな火災が3度あり現在の本堂は江戸中期に建てられた建物を昭和59年(1984)に改修したもので入母屋、桟瓦葺、平入、正面千鳥破風、桁行8間、正面1間向拝付、外壁は真壁造り、白漆喰仕上げ。

正面にある山門(楼門)は三間一戸の八脚楼門形式で入母屋、本瓦葺、高欄付、平成10年(1998)に建てられた新しく古来よりの工法を採用したそうです。

一関藩開祖であった伊達宗勝の菩提寺だった豊谷寺が隣接していて縁で、宗勝が「伊達騒動」の先導者の1人として土佐に排斥なった後に新たに一族の菩提を弔っています。薬師堂の本尊である薬師如来坐像(藤原時代、寄木造、漆塗り、岩手県指定文化財)が明治時代初頭に発令された神仏分離令により廃堂になった為、当寺に遷されています。

同じく廃堂となった不動堂から当寺に遷された不動明王坐像は鎌倉時代に製作されたと推定される古仏で、桂材、寄木造、一関市指定文化財に指定されています。願成寺境内には一関の豪商や文化人などの墓も多く、広く信仰を集めていた事がわかります。山号:白馬山。宗派:曹洞宗。本尊:釈迦如来。

願成寺:上空画像

八脚門を簡単に説明した動画

【 参考:サイト 】
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
公式ホームページ
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板(木造薬師如来坐像)-一関市教育委員会


願成寺:ストリートビュー

願成寺:写真

願成寺
[ 付近地図:岩手県一関市 ]・[ 一関市:観光 ]・ [ 岩手県:寺院 ]
願成寺 願成寺 願成寺 願成寺


※ 相談や質問は大変失礼ですが、メールのみとさせていただきます。 回答によって不都合や不利益をこうむっても当サイトは一切責任を負いません。又、回答を直接的(当サイトの名前を使って)に交渉や請求の手段とすることはご遠慮くださるようお願い申し上げます。 予告なしに追加、書き替えを行いますのでご了承ください。尚、「岩手県:歴史・観光・見所」は「岩手県の歴史」、「奥州街道」、「郷土資料辞典−岩手県」、「日本の城下町−東北(一)」、「観光パンフレット」、「観光地案内板」、「関係HP」、を参考にさせていただいています。※プライバシーポリシーはこちらです。