長円寺(陸前高田市)概要: 宝尾山長円寺は岩手県陸前高田市気仙町字丑沢に境内を構えている真言宗智山派の寺院です。長円寺の創建は室町時代末期の永禄年間(1558〜1570年)に権大僧都・長円法印により開かれたのが始まりと伝えられています。
長円寺の境内には嘉永3年(1850)に巨大な隕石が落下しました。多くの人に削られた後ですが重さ106kgありコンドライト隕石では日本最大と言われています。現在でも落下地点には石碑と碑文が刻み込まれていて当時の驚いた様子などが窺うことが出来ます。
現在の長円寺本堂は昭和37年(1962)に再建されたもので、木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行8間、正面1間唐破風向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、花頭窓付、棟梁は気仙大工が担当し、向拝には様々な精緻な彫刻が施されています。山門は切妻、銅板葺き、一間一戸、四脚門、袖壁の前には複数の石造地蔵尊像が安置されています。
岩手三十三観音霊場第16番札所(札所本尊:聖観世音菩薩・御詠歌:みほとけの、光が浦の、長圓寺、波の果てより、昇るあさひも)。山号:宝尾山。宗派:真言宗智山派。本尊:大日如来。
長円寺:上空画像
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