氷上神社

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概要・歴史・観光・見所

氷上神社(陸前高田市)概要: 氷上神社は岩手県陸前高田市高田町字西和野に鎮座している神社です。氷上神社の創建は不詳ですが、氷上山山頂にある、理訓許段神社、登奈孝志神社、衣太手神社の三社の里宮として安永3年(1774)に現在地に鎮座されました。

この三社は延長5年(927)に編纂された「延喜式神名帳」に記載されていた所謂「式内社」で、当初は別々の場所にあったものを中世に修験僧が頂上付近に遷座したという古社で「氷上三社」と称されてきました。

氷上山も古来から周囲の最高峰(874m)であり頂上が花崗岩が剥き出しになっている(古来の巨石・奇岩信仰、あるいは太陽信仰)事や頂上から周辺地域の眺望が優れている事などから信仰の対象となってきました。気仙郡が造られた頃は氷上山は気仙山と称していたようですが、太陽信仰などから「日の神」又は頂上付近に野火が多かった事から「火の神」と言われるようになり現在の氷上に変じたとそうです。

古くから神仏習合し「氷上権現」などと呼ばれていましたが、明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が廃され、明治5年(1872)に郷社に列しています。

氷上神社本殿手前の御假殿は元々山頂にあった社殿を移築した文化5年(1808)に建てられた古建築で、木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行3間、張間2間、外壁は真壁造り板張り。

現在の氷上神社社殿は明治14年(1881)に建てられたもので気仙大工の典型的技法が使われた繊細かつ重厚な造りになっています。拝殿は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行5間、張間3間、正面3間向拝付き、外壁は真壁造り板張り。本殿は三間社入母屋造、銅板葺き、平入。

境内に建立されている氷上本地堂は神仏習合の名残で、気仙三十三観音霊場第31番札所(札所本尊:如意輪観世音菩薩・御詠歌:罪消えて 登る嬉し 氷の上の 大悲の使い 頼もしきかな)となっています。気仙総鎮守。祭神:衣太手神、理訓許段神、登奈孝志神。岩手県:神社

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