天満宮(中尊寺)概要: 関山天満宮(岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関)は中尊寺境内の最奥地の高台に鎮座し、案内板によると「 此の天満宮は菅原道真公の第14世孫、菅原為視公が勅命により奥州平泉へ下向逗留の時、出生した乙王丸に京都北野天満宮より勧請して授けた天満大自在天神の御真影と観世音菩薩をお祀りしています。又、此の霊地は昔、陸奥守頼清が衣の関を守護し世の平安を祈願するために鎮守府の弓矢を納めて天神地祇を祀り関の神社を造営した地でもある。・・・(後略)」とあります。
関山天満宮が鎮座してる地は平安時代中期に源頼清が陸奥守だった際、天神地祇を祭ったとされる場所です。創建は鎌倉時代末期頃、菅原道真の後裔である五条為視が平泉に下向した際、乙王丸が生まれた事から、北野天満宮(京都府京都市上京区馬喰町)から祖神である菅原道真の分霊を勧請し、本地仏となる観世音菩薩を合わせて祭ったのが始まりとされます。乙王丸はその後、中尊寺経蔵別当第12世、行栄和尚となった為、引き続き篤く祭られました。社殿は切妻造、銅板葺き、平入、桁行2間、張間1間。内部の宮殿は一間社入母屋造、檜皮葺、妻入。
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