旧佐々木家住宅(矢巾町)概要: 旧佐々木家住宅は岩手県紫波郡矢巾町大字西徳田に位置し江戸時代末期の文久3年(1863)に、郡山下町出身の儀兵衛が大工棟梁として建てられた農家建築です。
案内板によると「東向きの母屋の来た端に、南向きの馬屋が取着く典型的な南部曲家である。藩政時代には村役を務めた農家だったため、建坪は90坪と大きい。母屋は基本的に食い違い4間取り型式の前常居型で、土間寄りは常居と寝間があり、その南隣には上・中・下の畳敷きの座敷が外庭に面してある。外庭には、塀中門(兵徒門)があり、座敷と一体化した格式の高さを伝えている。町内藤沢にあったものを昭和62年に移築復元した。 矢巾町教育委員会 」とあります。
旧佐々木家住宅は木造平屋建、寄棟(曲屋部は入母屋)、茅葺、曲屋、外壁は真壁造り鏝仕上げ、江戸時代末期の大型曲家建築の遺構として貴重な事から昭和61年(1986)に矢巾町指定有形文化財に指定されています。現在は矢巾町歴史民俗資料館として一般公開されています。
旧佐々木家住宅:上空画像
|