浄光寺(花巻市東和町)概要: 鳩峯山浄光寺は岩手県花巻市東和町土沢に境内を構える曹洞宗の寺院です。浄光寺の創建は不詳ですが土沢城2千3百石の城主江刺兵庫守重恒が死去した際、菩提を弔う為に開かれたと伝えられています。
境内には江刺氏の墓碑が建立され江刺氏の菩提寺として庇護されました。山門は江戸時代後期に建てられたもので切妻、鉄板葺、一間一戸、四脚門、組物や象鼻、蛙股などの彫刻、天保6年(1835)に市河米庵(加賀藩御抱え書家)の書、菊池勇治(土沢出身で盛岡藩御抱え甲冑小細工師)作、館迫村出身の平野弥五兵衛が奉納した「鳩峯山」の山号額が掲げられています。
浄光寺山門は当時の山門建築の遺構として貴重な事から昭和52年(1977)に花巻市(旧東和町)指定文化財(建造物)に指定されています。本堂は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、正面千鳥破風、平入、桁行7間、正面1間軒唐破風向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。陸中新四国八十八カ所霊場第36番札所。山号:鳩峯山。宗派:曹洞宗。本尊:不動明王。
浄光寺:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-土沢地域づくり会議
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