天照御祖神社(住田町)概要: 天照御祖神社は岩手県気仙郡住田町世田米字大崎に鎮座している神社です。天照御祖神社の創建は江戸時代後期の寛政元年(1789)に和山入口付近に祀られていた祠を現在地に遷座し、社殿を建立したのが始まりとされています。
世田米は火事の多い土地柄で天照御祖神社も天保3年(1834)に延焼し、社殿は全焼しました。江戸時代末期の嘉永4年(1851)に再建し、大正4年(1915)に社殿、参道、境内の修復をしています。
明治時代に入ると、元々の御祭神だった「天照皇太神」「熊大権現」「天満大自在天神」に加え明治5年(1872)に「八坂神社」が合祀されました。古くから神仏習合していましたが明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏教色が一掃され、明治8年(1875)に村社に列しています。
天照御祖神社拝殿は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行3間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り板張り。本殿は一間社入母屋造り、平入、銅板葺き。例祭は明治8年(1875)から始められ、3年に1回行われるもので「娘手踊り」をはじめ、手踊り、山車、権現様、神楽、鹿踊などとともに神輿が商店街を練り歩きます。
天照御祖神社:上空画像
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