旧佐々木家住宅(盛岡市): 旧佐々木家住宅は岩手県下閉伊郡岩泉町大字岩泉字指畑から岩手県立博物館に移築された農家建築で、木造平屋建、寄棟、茅葺、曲屋、保存状態の良さと、歴史性により大変貴重な事から昭和53年(1978)に国指定重要文化財に指定されています。
案内板によると「曲り家は、岩手県の旧南部領に分布する民家のひとつの形式で、曲りの部分はまや(馬屋)として使われました。佐々木家は下閉伊郡岩泉町大字岩泉字指畑にあった農家で、建物は約210u(約64坪)というこの地方としては標準的な規模のものであり、岩手県北地方の農家として比較的古い形式をもち、もとの状態もよく残っています。
建築年代は19世紀後半頃と推定され、柱には栗材を用い、チョウナなどを使って仕上げています。この家は藩政時代、した岩泉村の肝煎(今の村長)を務めていたと伝えられています。」とあります。
旧佐々木家住宅(曲り屋):上空画像
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