勝源院(紫波町)概要: 長広山勝源院は岩手県紫波郡紫波町日詰朝日田に境内を構えている曹洞宗の寺院です。勝源院の創建は江戸時代初期の慶長16年(1611)に開かれたのが始まりとされます。
山門(楼門)は一間一戸の四脚楼門で屋根が入母屋瓦葺き、上層部高欄付き、中央に「禅林」の扁額が掲げられています。
本堂裏にあるカシワは「逆さカシワ」と呼ばれ、高さ20mですが直立していなく、地面際で4本に枝分かれして地面を這うようにして生えています。推定年齢300年、枝張東西21.8m、南北27.7m、根元周囲5m、樹高12.2m、昭和4年(1929)に国指定天然記念物に指定されています。
伝承によると前九年の役(1051〜1062年:奥州で俘囚長である安倍氏が朝廷に対して反旗を翻した争乱)の際、乱を平定した源頼義・義家父子が戦死者の菩提を弔う為に「カシワ」の木を手植えしたと伝えられています。
勝源院本堂(大雄殿)は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行8間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、腰壁は下見板張り、内部の内陣には本尊の釈迦如来像が安置されています。山号:長広山。宗派:曹洞宗。本尊:釈迦如来。
勝源院:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-紫波町教育委員会
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