繋温泉(盛岡市)概要: 繋温泉の開湯は永承6年(1051)から康平5年(1062)に行われた前九年合戦で源義家が湯ノ館山に陣を張った際、麓から白い煙を見つけ源泉を発見したのが始まりと伝えられています。
義家は傷ついた愛馬を石に繋ぎ入浴させると忽ち傷が治ったとされ、繋温泉の名前の由来となっています(当時の地名は綱木と称し、綱木の湯と呼ばれていました、「繋」になったのは江戸時代に入ってからで、藩主となった南部氏は源氏出身という事から義家の故事に倣ったとも云われています)。
鎌倉時代に入ると出羽三山(山形県)の修験僧「安楽院」が温泉地の開発を進め、後裔は佐藤氏と称し湯守として温泉街の管理が任されています。
江戸時代に入ると盛岡藩庁が置かれた盛岡城から近っかた事から藩主はじめその家族や家臣なども湯治に訪れています。
泉質はアルカリ性単純硫化水素泉で適応症は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進。個別の効能としては動脈硬化症、高血圧症、抹消循環器障害、心臓病、循環器系疾患などに効果あると言われています。
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